使用する木材は1x4材(幅89mm x 厚19mm)で、3枚を板矧ぎ(いたはぎ:板を並べて接合し、幅の広い板を作ること)をして使用します。
<材料>
- 1x4 SPF材 6フィート(1,820mm) 4本
- コーススレッド(木ねじ) 41または45mm 約30本
※スリムタイプ(スリムスレッド)が望ましい - 木ダボ 直径6mm 長さ20mm 24本
- 木工用ボンド
<道具>
- インパクトドライバー(または電動ドライバードリル)
- マーキングポンチ
- ハンマー
- クランプ(ハシガネ)(ない場合は荷造り用のPPバンド)
- ジグソー(コンセントを設置する場合)
- サンドペーパー
材料の木取りは?
材料は以下のように木取りします。
高さを変更したい場合は500の板と480の板の長さを同じ長さで増減してください。
材料カットは電動丸ノコなどをお持ちでない場合は、ホームセンターのカットサービスを使った方がきれいにカットしてもらえます。
特にDIY初心者の方は利用した方が良いと思います。
板矧ぎ(いたはぎ)とは何か?どうやるのか?
今回、1x4材で幅広の板を作るので、板矧ぎ(いたはぎ)という作業を行います。
板矧ぎとは、板の幅方向を接着して幅を増やす作業です。
今回の設計では全て3枚合わせの板矧ぎになります。
板矧ぎにはいろいろな方法がありますが、ここでは木ダボとマーキングポンチを使う方法をご紹介します。
マーキングポンチとはこのようなモノです。
まず片方の板の木端に木ダボと同じ直径の穴を2~3か所ドリル等で空けます。
マーキングポンチを入れます。
幅方向をしっかり合わせた状態で、もう片方の木端を押し付けて、マーキングポンチのとがった部分で相手の板の穴位置をマーキングします。
マーキングポンチの印に合わせてドリルで穴をあけます。
両方の板の穴と木端に木工ボンドを適量塗り、穴に木ダボをハンマーで叩き入れ、シッカリ密着させ、木工ボンドが乾くまで1日放置します。
この時、下記のようなハシガネがあればしっかり固定できます。
2本のクランプ(ハシガネ)で両側を固定するのがベスト。
クランプがない場合は荷造りなどをするときのPPテープ(ビニールヒモ)など縛って構いません。しっかり密着させて固定してください。
最終的に、以下のような板のセットが出来上がればOKです!
いよいよ組立
さて、いよいよ組立工程です。
まず、コの字型に組み、コーススレッドで固定します。
この時、床に置く側をしっかり壁などに押し付けた状態で、床に置く面の高さをそろえてから、コーススレッドを打ち込んでください。
背板は上面の高さを合わせてください。
コーナークランプをお持ちの方はクランプした方がやりやすいですね。
コーススレッドはそれぞれの組付けに対して3か所くらい打てばいいでしょう。
この時、位置がズレて板の厚み部分から外れないように気を付けます。
1x4材の板厚は19mmなので、コーススレッドを打つ側は板の端から10mm弱のあたりの位置に打つことになります。
2~2.5ミリ程度のドリルで下穴を開けてからビスを打った方が木割れを防げるでしょう。
次に上板、底板、棚板の順(上・下・中の順)に取り付けます。
上面をフラットにしたい場合は、上端を合わせてください。
棚板は収納したいものに合わせて好きな高さに取り付けてください。
棚板の高さを変えたい仕様にする場合、棚板はネジ固定せず、棚ダボなどで受けるといいでしょう。
前板はお好みなので、なくてもOKですね。
仕上げと塗装はお好みで!
組立後は、お好みの塗料や色で塗装します。サンドペーパーがけは#240→#320の2工程くらいを行えばきれいに仕上がります。
あとはお好みで#400もかければ、さらに肌触りがよくなりますよ。
有機溶剤を含まず、環境や人体に優しい家具用オイルや水性塗料がおすすめです。塗装後は十分に乾燥させます。
家具用オイルは乾燥に数日かかりますので、じっくり待ちましょう。
コンセントをつけてスマホの充電に!照明も!
スマホなどを充電したければ、埋め込みコンセントを作ってみましょう。
埋め込みコンセントとは、下のようなものです。
天板に穴を開けてこれをはめ込めば、スマホの充電や照明器具の電源確保に使用できます。
ジグソーをお持ちの方は、コンセントに付属の図面を参考にはめ込み用の角穴を開け、取り付けます。
埋め込みコンセントのコードは背板に空けたコード穴から通し、壁のコンセントから電源を取ります。
電源が付いたら、お好みの照明を探すのも楽しいですね!
シンプルバージョンもご紹介
予算を削減し、シンプルな構成にした設計もご紹介しておきます。
こちらの設計では、材料の6フィートの1x4材は3本で済むので、コスト削減になります。
また、板矧ぎも少なくて済むので、組立も早くなります。背板が少ないので、
本などを入れると落ちてしまうかもしれませんが、そこは工夫でカバー!
木取図もご紹介!
組立工程はだいたい同じなので、上記を参考にチャレンジしてください!
まとめ
今回は1x4材で作るベッドサイドテーブルの製作手順をお届けしました。
DIYの中でもそれほど比較的手軽で、コンセントや照明も付ければ付加価値もぐっと上がります。
「寝室が少し不便だな」とか、「寝室が何か物足りないな」という方は、ぜひDIYで作ってみてくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!