このブログではDIYで自作できる「ベッド製作手順書」を紹介しています。
現在の一番人気は「1.5万円で作れる階段付きロフトベッド!」で、このベッド製作手順書のシリーズ8冊のうちの堂々売り上げトップを独走しています。
以前の記事で、「本当にこんな立派なベッドが1.5万円でできるの?」という皆様の疑いを晴らすべく、3つのホームセンターで検証してみました。
<スーパーバリュー練馬大泉店>
大人気DIY本の階段付きロフトベッドは本当に1.5万円で自作できるのか?東京23区内の激安系ホームセンターで調査してみた。
<島忠ホームセンター 中野店>
都心のホームセンターは値段が高いのか?ロフトベッド1.5万円自作は可能?中野の駅近ホームセンターで調査!
<カインズ 新座店>これまでの検証結果は2勝1敗!
大人気企画第3弾!1.5万円で本当に階段付きロフトベッドは作れるのか?カインズ新座で価格調査!
スーパーバリュー大泉とカインズ新座は無事1.5万円以下で作れることが証明されました。
が、島忠ホームセンター中野店は残念ながら総額で1.5万円を下回ることはできませんでした
今回は同じ島忠ホームセンター(以下、シマホ)ですが、和光店で調査します。
同じシマホなら値段は一緒じゃないの?って思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、ホームセンターで売っている商品(特に木材)は系列店だから値段が同じということは決してありません。
これまでに調べた範囲でも、例えばビバホームでも店舗によってかなり値段が違いました。
傾向としては都心に近いホームセンターの方がやはり値段はお高めのようです。
地価が高いということは、それだけ材料を置いておく場所にもコストがかかるということですしね。
今回は都心からほど近い埼玉県和光市のシマホ和光店にて調査しました。
さあ結果はどうでしょうか?
※調査は2019年12月に実施しています。価格は変動する可能性がありますのでご了承ください。
「シマホ 和光店」へGO!
【参考】SPFツーバイ材を買う際のホームセンターの選び方はこちら!
【参考】SPFツーバイ材の選び方はこちら!
必要な木材の値段は?
この手順書で紹介しているベッドの作り方で必要な木材は下記の通り。・2x4 SPF材 12feet 11本
・2x4 SPF材 6feet 5本
・1x4 SPF材 12feet 9本
あと、木ねじのコーススレッドが350本ほど必要です。
前回調査したカインズ新座店が税込600円だったことを考えるとちょっと高いな~。
次、長さが半分の2x4 SPF材 6feet 。269円はかなり安いです!
12feet材が半分に切られると価格が1/3以下になるということですね。
長い材は割高!運送費、場所代などが上乗せされているんでしょうか。
かといって6feet材はベッドで使うには短いので、仕方なくこれを選びます。
2x4材もそうでしたが、12feet材はこの店ではかなり高いです。
一方、6feet材はかなり割安なので、ここは6feet材から木取りをやり直してみましょう。
1x4材は長い材料は必要ないので、6feet材からも木取りできます。
再検討したところ、
12feet材 9本 → 6feet材 20本 と変更しても木取りが成り立つことが判明!
6feet材は税込213円なので、その他のホームセンターと比べても安いほうです。
木ねじは?
木材カットサービスは?
他の費用としては、ホームセンターに木材カットをやってもらうとすると、カットサービスの料金がかかります。シマホ和光店では...。
1カット税込66円。50円程度のところが多いので、ちょい高かな。
カットのやり方、木材のまとめ方にもよりますが(同じ長さの木材は複数本パネルソーという大型の機械でまとめてカットします。複数本を同時に切っても1カットとカウントされます)、このベッドの材料のカット数は20カット前後かと思います。
ということで、カット代はざっくり、20カット x 66 ということで1,320円。
(ホームセンターのやり方で異なる可能性あり)
その他に必要な材料は?
その他は木工用ボンドや養生用テープ(または布ガムテープ)など、100円ショップでも買えるお安いものが数点。これらは買っても大した値段でないですし、普通の家庭にもありそうなものなので、今回の価格調査から除外することにします。
総額は?
さて、いよいよ合計を計算してみましょう!・2x4 SPF材 12feet 987x11 = 10,857円
・2x4 SPF材 6feet 269x5 = 1,345円
・1x4 SPF材 6feet 213x20 = 4,260円
・スリムビス 547円
・木材カット 1,320円
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計 18,329円
うーん、2x4 12feet材の価格が響いて1.5万円に収まりませんでした!残念!
これで戦績は2勝2敗の五分となってしまいました。
ただ、同じシマホでも、中野駅の近くのシマホ中野店では23,000円くらいの価格になっていたので(しかも消費税8%時)、それよりは安く作れそうです。
やはり、都心への近さにおおむね比例して木材の価格も高くなるようですね。
このあたりはアクセスの時間・交通費と材料費をどう折り合いをつけるかでしょう。
やはりベッドのようにかなり大量の木材を必要とするものをDIYする場合、少々足を伸ばしても郊外のホームセンターをターゲットとしたほうが良さそう。
最後に重要なポイントを一つ!
木材を買うホームセンターを選ぶ中で、価格以外に重要な点がもう1点あります。それは、
「屋内で売っているかどうか」
です。
上で紹介したシマホ和光店でも、価格が安いわりにスペースを取る1x4材、2x4材は屋外の売り場で売っています。
もちろん、屋外の売り場と言っても屋根がある場所なので、木材が直接雨風にさらされるわけではないですが、やはり風が吹けば雨や砂ぼこりが吹き込み、汚れやすい状況にあります。
上の写真の値札の汚れ方を見ても、木材も同様の汚れにさらされていることがわかるのではないでしょうか。
ベッドのように屋内で使いたいものはやはり、なるべくキレイな状態の木材を選びたいですよね。
12feetなどの長い木材を屋内のスペースで売っているホームセンターは多くはないですが(特に都心に近い店舗では)、事前に電話で確認すればどのような状態で売っているか教えてもらえると思いますので、これらも確認されたほうがいいでしょう。
ホームセンター選び、木材選びもDIYの楽しみの一つです。
ホームセンターにも個性があって、行けば行くほど楽しいテーマパークになりますよ!
ぜひ皆様もDIYベッドにチャレンジを!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。