発売2周年!多くの「高評価レビュー」が届きました!
おかげさまでこのブログで紹介している「ロフトベッド・二段ベッド・三段ベッド製作本」も2016年12月の発売以来、2周年を迎えました。2x4材のDIYロフトベッド、二段ベッドを自作する完全手順書をまとめて解説!組立家具的な簡単自作ベッドとは?発売以来、個人での出版としてはちょっとビックリの「500冊」以上の販売をさせていただきました。(読み放題で読んでいただいた方を含めると推定1,000冊以上)
ご購入いただいた方、またベッドを実際に作っていただいた方、本当にありがとうございます。
Amazonのレビューにも「できた!」「カンタン!」「安あがり!」といった嬉しい声が数多く届いています。
→レビューをご覧になる場合は、右(モバイルの方は下)のAmazonの売り場リンクから、★が付いているものをご覧ください。
「机付きロフトベッド」に変身させる設計を公開!
今回は、本をご購入いただいて実際に作っていただいた方、またこれからご購入いただく方に向け、今までの感謝の気持ちを込めて、「ロフトベッドへ後付けで机を作る」手順を「完全無料」でご説明したいと思います。イメージはこんな感じです!
どうでしょうか?脚がないので足元スッキリでいい感じじゃないでしょうか。
なお、単独でも使える独立した机を作りたい方は下記をご覧ください。
ツーバイSPF材(2x4材)の簡単DIYで予算5,000円で丈夫な机を作る!設計図・手順を紹介!ダイニングテーブルにも!コチラの設計であえて脚を使わない構造にしているのは初心者DIY向けの工夫でもあります。その理由はのちほど。
【注意!】
本ブログは製作方法をアドバイスするものであり、製作物の安全性、耐久性を保証するものではありません。製作者・ご使用者におかれましては製作物においては十分に強度等の安全性を確認した上で、製作者・ご使用者の責任において製作・使用してください。
対応するDIYベッドは?
この手順で机が追加できるタイプのDIYベッドはコチラです。なお、これからベッドを作る方で、机を設置したい方はこの後の手順を読んでからベッド製作に入りましょう。机の高さによって部材の取り付け位置が少々変わりますので。
(画像をクリックするとそれぞれのAmazonの本売り場に行きます)
↑SLH-S(階段付きロフトベッド)
高さがないタイプ(SLL, SCL, SHB)を作られた方は、イスを置いて座るのは難しいですが、座卓のような感じで同じ手順で机を作ることは可能かと思いますので、ぜひ参考にしてください。
まず机の取付構造を確認!吊り構造のメリットは?
さて、机部分を下からのぞいてみましょう。- 初心者DIYでは2本の脚の長さが揃わず、1本が床から浮いてしまう可能性がある
吊る構造なら多少の長さのバラツキは上の部分で吸収できる - 成長に応じて机を高くできる
脚だと机を高くできないが、吊り脚なら短くカットして机を高くすることが可能 - 足元がスッキリして、座る人の足がぶつからない
- 見た目がカッコイイ
これは筆者の主観ですが、脚を使った設計と比べたら明らかにいい感じでした
材料を揃える!
材料は下記です。ホームセンターで揃えましょう。・天板 1枚(長さ600 、幅900~1800)
・吊り脚(X2本)(SPF 2x4 6feet 1本)
・コーススレッドまたはスリムスレッド(65mm) (X12本くらい)
天板について
長さ(座った時の奥行方向)は60cm程度が良いでしょう。
幅は90-120cm程度のものでお好みの板を探してください。
例えばこんなもの。スーパービバホームさいたま新都心店さんで売っていました。
こちらは机の手前になる側にあらかじめRがつけられていて、天板として最適な感じでした。厚さも18mm、木目も美しいです。
Amazonではこんな感じのものが見つかりました。
机の天板なので、ある程度厚みがあって(15mm以上)、平面度があり、見た目もキレイなものを選んでください。
表面が木目や色などの化粧板が貼られた、「棚板」はだいたいどこのホームセンターにでもあるので、後は大きさ・長さ・色が気に入ったものを探してください。
無垢の板は価格も高いですし、経年で反ってしまう可能性があるので、安くて変形も少ない集成材や合板でいいのではないかと思います。
アイリスオーヤマさんから出ている棚板ならネット販売でも送料無料で(2019/1現在)購入できるようです。
↓幅90cm
↓幅120cm
吊り脚の材料と長さ
吊り脚はベッドの構造でもメインで使ったSPFの2x4材がいいと思います。
机の高さによりますが(後で説明)、6フィート(1,820mm)が1本あれば十分です。
脚をカットする長さですが、まず机の高さと吊り脚の長さの関係について計算しておきましょう。
まず、最適な机の高さは人間工学によれば、下記のように求められるらしいです。
机の高さ=身長×0.25-1+身長×0.183-1 ※170cmの場合:716mm(出典:https://www.bauhutte.jp/bauhutte-life/tip2/)私の製作本(上記5タイプ)の設計図通りの寸法でベッドを作られた方は、
1,389mmから上記で求めた机の高さを引いた値、すなわち、
1,389mm - 机の高さ = 吊り脚の長さ
になります。
机の高さを716mmにしたい方は
1,389 - 716 = 673 (mm)
が吊り脚の長さということになりますね。
当たり前ですが、机の高さが低いほど吊り脚は長くなりますので注意。
以上の方法で計算した吊り脚を6feetの2x4材から2本切り出してください。
カットが面倒、もしくはキレイさを求める方は、材料を購入したホームセンターで木材カットサービスを利用してください(詳しくは製作本&下記を参照)。
ホームセンターの木材カットサービスでトクをするための木取図とは?
手順1:横の梁の高さを調整する
手順2:天板を取り付ける
1.天板を梁に乗せて3カ所木ねじ打ち込み
2.吊り脚を天板とスノコの間に入れて、天板の下から木ねじ打ち込み
3.上部スノコの中央の梁から吊り脚に向けて木ねじ打ち込み
上記の順番を守らないと、吊り脚の長さがバラツキがあった場合に天板が平らに固定できない可能性があります。
上記の順なら多少脚が短くても天板の固定に支障はありません。上側で脚の長さのバラツキが吸収できます。
もし2.の段階で吊り脚が入らないようなら、脚が長すぎるので、短く切って調整してください。
また、上記の構造上、天板に重量物を乗せた場合、木ねじが抜ける可能性がないとは言えません。必要に応じてL字金具などで補強してください。
手順3:カド部分をやすりがけ
ジグソーをお持ちの方はカドにRを付けてカットしてもいいでしょう。
収納は既製品でもOK
収納がないので、DIYが難しい方は必要に応じて既製品を購入して取付(設置)してもよろしいかと思います。引き出しなどは初心者DIYにはちょっと難しいですから。下記、参考までに。
完成!
どうでしょうか?わずか3パーツで超簡単に机の設置が完了です!コストは天板の値段次第ですが、3,000円~5,000円といったところでしょうか。
(収納ナシの場合)
ベッドとセットでも総額1.5万円~2万円でイケます!
(3段ベッドは2.5万円くらい)
いかがだったでしょうか。
まだロフトベッド製作されていない方も、本当に初めての方でもカンタンに机付きロフトベッド作りができます。ぜひチャレンジしてください。
下のAmazonの売り場にももっと詳しい説明やご購入者のレビューがありますので、一度ご覧いただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。