予算1万円で本当に木製ロフトベッドがDIYで自作できるのか?ジョイフル本田で価格調査してみた。

このブログでは1万円でDIYで自作できる「ロフトベッド製作手順書」を紹介しています。

「超頑丈な無垢材のロフトベッドを1万円で!」がウリなんですが、「本当に1万円でできるの?」という疑い深い方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、今日は超大規模ホームセンター「ジョイフル本田 君津店」に行く機会があったので、本当に1万円でできるか実地調査してみました。

ジョイフル本田君津店(資材館・生活館)へ!

私が活動拠点としているのは、都内の城北エリアと埼玉南部が中心なのですが、今回、ちょっと千葉に予定があり、その際にジョイフル本田 君津店に立ち寄りました。


このジョイフル本田 君津店はかなり大規模で、ジャンルによって建物も分かれています。木材は下記の写真の資材館、ネジなどは生活館にありました。


今回の検証対象のロフトベッドのDIYモデル

調査の対象としたのは、私がこれまでに出版した7タイプの中で最も売れているタイプSLHです。

このタイプは大人もゆったり寝られるベッドの広さと、床下に机も置ける高さも併せ持った、超空間有効活用のタイプです。



【参考】これまでに発売したベッド製作本の全タイプはこちらを参照!

必要な材料は?

この手順書で紹介しているベッドの作り方で必要な木材は下記の通り。

・2x4 SPF材 12feet  12本
・2x4 SPF材 6feet 1本
・1x4 SPF材 12feet 6本

あと、木ねじのコーススレッドが300本ほど必要です。

他の費用としては、ホームセンターに木材カットをやってもらうとすると、カットサービスの料金が、インパクトドライバーがなければ購入かレンタルが必要ですが、ここではインパクトドライバーはすでに持っているものとしましょう。

インパクトドライバーはレンタルすれば、500円前後、購入する場合は安いものでは1万円程度のものからあります。

インパクトドライバーのおススメはこちら

その他は木工用ボンドや養生用テープ(または布ガムテープ)など、100円ショップでも買えるお安いものが数点。

これらは買っても大した値段でないですし、普通の家庭にもありそうなものなので、今回の調査から除外させていただきましょう。

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価格調査!

さて、では実際にジョイフル本田で価格調査です!

※価格は2018年3月31日時点での価格です。
※2023年5月現在、材料費は本記事の執筆時の2倍程度に高騰しており、現在この価格での購入はほぼ不可能かと思われます。

まず、木材の調査。2x4のSPF材から!
このお店は木材も室内で販売しているので、保管状態も良好です!

安くて質の良いSPF材の買い方については下記の過去記事を参照ください。
【参考】SPFツーバイ材を買う際のホームセンターの選び方
【参考】SPFツーバイ材の選び方

一番本数が多い2x4の12feet材が1本648円(税込)


半分の長さの6feetが318円。あれ?6feetが2本で636円。なぜ6feet 2本の方が12feetより安いの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、12feetなど長い材料は輸送コストなどの関係でかえって割高になるようです。

なので、例えば1.8mの2x4材が必要な場合、12feetから2本を切り出すより、6feetから1本ずつ切り出した方が安く済むことになります。

とりあえず長いものを買って切ればいいというものでもないんですね。まさに「適材適所」が必要です。

ちなみに、この店では16feet(4877mm)というのが2x4材の最長でしたが、こちらは1050円もします。6feet材を3本(18feet)買っても954円ということを考えると、かなり割高ですね。まあ、こんなに長い材料は家でも建てる時でないと使わないと思いますが...。

次に1x4材の12feetのお値段。448円。


最後に生活館に移動して、木ねじの価格を確認!

スリムスレッドやステンレスのものはちょっとお値段が高かったので、最もコスパの良い500本入りのコーススレッドを選択しました。木割れの軽減効果もあるようなので、初心者にも安心ですね。

総額は?

さて、いよいよ合計を計算してみましょう!

・2x4 SPF材 12feet  648x12 = 7,776円
・2x4 SPF材 6feet  318x1=318円 
・1x4 SPF材 12feet 448x6=2,688円
・コーススレッド 498円
 計 11,280円

うーん、残念!1万円を1000円ちょっと上回る結果となってしまいました。さらにカットをお店にやってもらう場合、1カット50円なので、プラス1000円前後かかると思います。

そうそう、あとこの製作本のお値段が380円(注:2023/5に価格改定し、480円となっています)ですので、1万円ポッキリ予算では収まりませんでしたね。もっとお安いホームセンターを探せば予算1万円も実現不可能ではないはず!

ちなみに、他のタイプも含めて、発売済み全タイプの材料総額を計算してみました。
(タイプをクリックするとAmazon KindleのDIY手順書の売り場へ移動します)

SLH(上で計算したタイプ):11,280円
SLL(成人男性もゆったり!下は大容量収納! ):10,314円
SCH(身長165cm以下向け!机も置ける高さ! ):11,280円
SCL(身長165cm以下向け!下は大容量収納):10,314円
SHB(成人男性もゆったり!高さ控え目タイプ ):9,336円
二段ベッド(予算1.5万円で二段ベッド!):15,582円
3段ベッド(予算2万円で三段ベッド!):20,410円

高さ控え目のハイベッドのみ予算内に収まりますね。他はわずかではありますが、本の題名の予算を上回ってしまい残念...。

輸送コストの安い、海に近くて土地が安いホームセンターなら予算内におさまるかも‥。リベンジしたい!

でも、この程度のコストで頑丈な無垢材のロフトベッドが初心者でもカンタンに作れる手順のすべてがこちらに書いてあります。

ニトリでもイケアでも、ネットの組立家具でも絶対にこのクオリティをこの価格では買えません。

インパクトドライバーを買っても十分お釣りが来ますよ!ぜひ皆様もチャレンジを!

いかがだったでしょうか? 
細かい手順、木取図などは下のリンク から!
 
↓ロフトベッド各種サイズ取り揃え!
↓2段ベッド・3段ベッドはコチラ↓
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