ロフトベッドをDIYするメリットとは?
市販のロフトベッド(ハイベッド)はほとんどサイズの選択肢がありません。一般的なサイズ(市販されているものはほとんどがこのサイズ)は幅95-97cm×長さ195cmのマットレスがちょうど入るタイプです。ベッド自体の幅は100-105cm, 全長は205cm程度のものが多いと思います。
通常のシングルベッドと違い、ロフトベッドは当然のことながら落下を防止するために四隅が完全に囲まれています。
これだと、身長が175cm以上の男性が寝ていると結構窮屈で、頭や足がつかえてしまうケースが多くなります。
逆に女性や子供が寝るには無駄に大きく、もう少しコンパクトなものが欲しいかもしれません。
ロフトベッドDIYは意外にカンタン!初心者でもミスなくできる!
組立家具ではサイズの選択肢が少ないので、「じゃあ自分でDIYだ!」と気合を入れることになります。とはいえ、DIYをあまりやったことのない方にとっては、「ベッドなんて大きなものをDIY初心者の自分が作れるのか?」と思ってしまうと思います。
実はロフトベッドは図体は大きいですが、家具のDIYのハードルは意外と低いです。
その理由はというと、
- ベッドなので人に見られることをそこまで意識しなくてよい
(リビングに置くものでないので、多少の見た目の失敗はご愛敬!) - 家の中で使うものなので雨・風にさらされるものでない
(劣化対策、メンテナンスをそれほど必要としない) - どこのホームセンターでも安く買えるツーバイフォー(2x4)、ワンバイフォー(1x4)のSPF材だけで作れる
材料の選び方について
DIY初心者が安くロフトベッドを作ろうとしたら、材料はSPFのツーバイ材、ワンバイ材の一択だと思います。SPF材の選び方については下記で解説していますので、ご覧ください。
安くて質の良いツーバイ材(2x4・1x4)の買い方完全ガイド(1)ホームセンター選び編
安くて質の良いツーバイ材(2x4・1x4)の買い方完全ガイド(2)良い木材の選び方編
設計図・木取図の入手にはぜひ製作本を!
ベッドの形にする上では、形を決めるための「設計図(組立図)」と、部材を購入した木材から切り出すための「木取図」が必要です。DIYマスターの方は当然、これらの図を手書きなり、パソコンなりでまず書いてから材料の調達となるわけですが、これはDIY初心者の方にはなかなか難しい作業です。
ネット情報や市販のベッドの画像を参考にしようとしますが、そう都合の良い設計図がネットに落ちていることはありません。
なぜならこれらの設計図は「ベッド設計者の財産」であるためです。
そうやすやすと自らの財産をタダでネットに流すわけにはいきません。
そこで、私は自分でベッドを設計・製作した経験をもとに、「ベッド製作完全手順書」をリリースしました。
下記がその全てです。(2019年1月現在)全部で8種類のベッド製作本を販売しています。
実際に製作本で作っていただいた方の感想は?
既に2019年1月現在、約500冊以上を販売させていただき、多くのレビューがAmazonに集まって来ています。そこからいくつか紹介しましょう。※引用元はすべて上記のAmazonサイトに記入いただいたレビューです。
子供のためにロフトベッドを作ろうと思ったものの、思うような書籍がなく、またネットで調べてみてもなかなか見つからず途方に暮れていたとこでした。
これは作り方も丁寧に解説してあり、材料も購入しやすいものばかり。
また、ずっと欲しいと思っていた2×4定規の図面まであるじゃないですか!!
最高におススメです!!!!
子供部屋が狭く通常のサイズのベッドが入らず迷っていた所、こちらの製作手順書を見つけ購入させて頂きました。
上記理由でサイズが大きかったので多少アレンジさせて頂きましたが、100㎏以上の者が乗っても軋まないとても頑丈なベッドが出来上がりました(自己責任です)。有難う御座いました。
他にレビューもないので、出来るのかなあと半信半疑で購入させていただきました。疑ってスミマセン(笑)。すごく、頑丈なベッドが出来ました!
(中略)
手探りで進みましたが、この「完全手順書」がなかったら、絶対に着手できなかったと思います。本当に有難うございました。
こんな感じで作ろうかな~と長さを測って漠然と想像で図を書き、材料を集めたところでアレ?なんか足りないな、とかアレ?長さがおかしかったな、なんてことがDIYではよくあるかと思います。筆者としてはたくさんのお褒めの言葉をいただき、大変うれしいです。
本書はそういった頭の中だけにあった設計図を分かりやすく図解してくれてますので、サイズさえ自分の家のもので決めてしまえば、間違えること無く整然とロフトを作ることが出来ると思います。
自分はこれを参考にオリジナルを作りましたが、やはりベースがあるのとないのでは作業時間含め大きく違いました。
レビューからみられるポイントを1つ挙げるのであれば、
製作者の多くは製作本の設計図そのまま作るのではなく、「アレンジ」している
ということですね。
この本では、木材をベッドにするための材料の選び方、材料の木取図、組立手順までのすべてを詳細に記載しています。
要は「とりあえず書かれている通りにやれば人が寝られるベッドが出来上がる」ように手順を書きました。
が、使う方の部屋の大きさ、体格、デザインの好みなどは人それぞれです。
DIYの良さは、自由にそれらを変更できる点ですよね。
自分でゴール地点を自由に設定できます。
組立家具だとそうはいきません。決められたレールの上を決められたゴールに向かって「作業」するだけです。
DIYで自分で創作し、設定したゴールに向かうのは「作業」ではなく、「創造的な楽しい工作」です。
子どものころ「工作」ってワクワクしながらやりましたよね。
大人になってもこの作業は「超楽しい」です。やってみれば分かります。
実際にベッドを作った私自身、あまりに楽しかったので、この楽しさを誰かに伝えたくって(全く売れると思っていなかったのに)本にしたくらいですから。
ぜひ、ベッドづくりを検討している方は、この製作本を「参考」にして、チャレンジしてみてください。
もちろん、単に「一人暮らしで予算がないから、ロフトベッドを安上がりに作りたい」という方は手順書どおりにチャッチャと作れば予算1万円(くらい)、半日の作業でベッドが作れます。
そんな方も、ぜひ上のAmazonの売り場を一度覗いてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。